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  • Ocedurenone:進行した慢性腎臓病における管理不良高血圧の新規治療法

  • 2023/04/18 17:54 公開  KBP Biosciences
  • 【プリンストン(米ニュージャージー州)2023年4月18日PR Newswire】EMJ Nephrologyは、進行した慢性腎臓病(CKD)患者における管理不良高血圧(uHTN)治療の課題、安全で有効な治療法に対する大きなアンメットニーズ、そしてこのニーズに応える一つの療法であるOcedurenoneの潜在的可能性について、腎臓病と心臓病の世界的な専門家、George BakrisおよびFaiez Zannadの両氏にインタビューしました。

    オリジナル論文:EMJ-8.1-2023-1.pdf(emg-health.com)<https://emj.emg-health.com/wp-content/uploads/sites/2/2023/03/EMJ-8.1-2023-1.pdf >

    ▽大きなアンメットニーズ

    進行したCKDの患者では、重篤な合併症、特に高血圧が重なり、疾病の負担が大きくなっています。これらの患者にとり、高血圧をコントロールすることは、罹患率や死亡率の関連リスクを低減し、心腎臓疾患を低下させるために不可欠ですが、既存の薬剤を使用する際の安全性への懸念から、治療選択肢は限られています。

    ▽現在の治療選択肢

    Bakris氏:「PATHWAY-2試験では、進行したCKDを伴わない抵抗性高血圧患者において、スピロノラクトンはβ遮断薬およびα遮断薬よりも大きな血圧低下をもたらすことが示されました。しかし、投与することで患者に安全性のリスクをもたらします」

    「それから、エプレレノンは1日2回投与で、安全ですが、血圧を下げる効果はスピロノラクトンに比べてずっと弱いのです。それしかないので、みんなそれを使っているのです」

    Bakris博士はまた、既存の非ステロイド性MRAとして、「日本でのみ承認されており、プラセボ対照の比較試験がない」esaxerenoneと、「血圧(プラセボ減算)を3mmHg(ARTS-DN、FIGARO-DKD、FIDELIO-DKD試験)から約8mmHg(ARTS-DN試験のサブセット解析、eGFR約68だが同じ試験の外来血圧は3mmHg程度の低下の)」Finerenoneを挙げた。

    ▽将来の治療選択肢-Ocedurenone

    Bakris氏:「現在、非ステロイド性MRAであるOcedurenoneは、標準治療で2つ、3つ、またはそれ以上の薬剤が使用されている患者に明確な可能性を示しています。Ocedurenoneは、進行したCKD患者の抵抗性高血圧を一貫して安定させた唯一の薬剤です」

    Ocedurenoneは、管理不良高血圧と進行した慢性腎臓病患者を対象とした初の専用試験(BLOCK-CKD)において、良好な安全性プロファイルとともに、血圧降下の有効性を示しました。専門家は、本薬がこれらの患者にとって待望の治療選択肢となり、さらに心腎の転帰のリスクを低減する可能性があると楽観視しています。

    「本試験では、OcedurenoneがSBPを11mmHg低下させ(プラセボ減算)、承認の可能性があることを示しました。このような患者において、これほどまでに血圧を安定させた薬剤は、これまでありませんでした。そして、重要なことは、これらの患者が最も助けを必要としているということです」

    Zannad氏はOcedurenoneの臨床的安全性を示す高カリウム血症のデータの重要性を強調しました:「Ocedurenoneによって、私たちは初めて安全性と有効性を兼ね備えたMRAを手に入れることができるかもしれません」

    Bakris氏は付言した:「同様の患者層を対象としたOcedurenoneの第3相試験(CLARION-CKD)が進行中です。私は、BLOCK-CKD試験で見られたシグナルが、この大規模試験でも見られると楽観視しています」

    「私はOcedurenoneに引き続き期待しています。その忍容性と非常にリスクの高いグループの血圧を下げる有効性は、罹患率に大きな影響を与えるでしょう」

    「ミネラルコルチコイド受容体は非常にユビキタスであるため、CKDや心血管疾患以外にも適応がある可能性があります。これはOcedurenoneの始まりに過ぎません」

    ▽Ocedurenone(KBP-5074)について

    KBP Biosciencesは、ニュージャージー州プリンストンに本社を置き、アンメットメディカルニーズの高い心腎臓疾患や感染症の治療に向けた革新的な低分子治療薬の発見、開発、商用化に注力するグローバルな臨床段階のバイオテクノロジー企業です。

    Ocedurenone(KBP-5074)は、KBP Biosciencesが創薬・開発した非ステロイド系MRAです。現在、Ocedurenoneの最初の適応症である進行性CKDおよび管理不良高血圧の第3相臨床試験が進行中です。

    KBP Biosciencesについてはhttps://www.kbpbiosciences.com/ を参照してください。

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