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  • 【アボットジャパン】インスリン療法を行っているすべての糖尿病患者に「FreeStyleリブレ」の保険適用が拡大

  • 2022/03/09 0:00 公開  編集部
  •  アボットジャパン合同会社 (本社:東京都港区、代表執行役員社長:武知秀幸)は、持続グルコース測定器のFreeStyleリブレの保険適用区分「C150 - 7」の対象が、インスリン製剤の自己注射を1日に1回以上行っている入院中の患者以外の患者さんに拡大されることが、厚生労働省より承認されたことを発表しました。新しい保険適用区分は、2022年4月1日より適用されます。

     FreeStyleリブレを主に使用する場合の血糖自己測定器加算の保険適用区分では、これまで「強化インスリン療法を行っている患者さん又は強化インスリン療法を行った後に混合型インスリン製剤を1日2回以上使用しているもの」が対象になっていました。今回、保険の適用範囲が拡大され、インスリン療法を行っているすべての糖尿病患者さんが保険適用の対象となります。

     保険適用の拡大は、インスリン治療を主に1日1回の注射回数で行っている糖尿病患者さんにおいて、FreeStyleリブレの臨床的有用性が示された試験の結果に基づいています。

     神戸大学大学院 医学研究科 糖尿病・内分泌内科学部門 教授の小川 渉先生は次のように述べています。「今回、保険の適用範囲が拡大されたことにより、私たち医療従事者は、これまで強化インスリン療法の患者さんが主に使用していた、持続グルコース測定から得られる血糖変動の情報と知見を基にインスリン療法を行っている患者さんを治療することが可能となります。また、患者さんは、血糖変動を継続的にモニタリングすることで、自分の状態をより深く理解し、糖尿病の管理につなげることができるようになります。今後、糖尿病のより良い管理ならびに糖尿病合併症のリスク軽減につながることを期待しています」。

     アボットジャパン合同会社ダイアベティスケア事業部のゼネラルマネージャー、キャロライン・ジョンソンは次のように述べています。「糖尿病患者さんは、血糖がどのように推移しているのか、急な低血糖を起こさないか、など多くの悩みを抱えています。FreeStyleリブレは、血糖の状態を詳細に示し、指先穿刺による血糖の自己測定なしに、これらの疑問を解決することで明確な行動変容を促し、より良い生活に寄与することができます」。

    FreeStyleリブレについて
    アボットのFreeStyle リブレは、持続グルコース測定技術を用いた世界をリードするデバイスであり、50カ国以上で400万人近くの人々に使用されています。FreeStyleリブレのユーザーは、FreeStyleリブレLinkアプリを使用することで、スマートフォンを使って迅速かつさりげなくセンサーをスキャンすることが可能です。また、糖尿病患者さんは自身の血糖データをリブレViewを介して医師と共有することができます。
    FreeStyleリブレは、日本では2016年5月に製造販売承認を取得し、2017年1月に発売されました。なお、FreeStyleリブレは、2022年4月1日より、血糖自己測定器加算「C150-7」の適用が、1型・2型等の病型を問わずインスリン製剤の自己注射を1日に1回以上行っている入院中の患者以外の患者さんに拡大される予定です。

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